ラサールインベストメントマネージメントインク（ラサール）と三菱地所は9月4日、共同で開発を進めていたマルチテナント型物流施設「ロジポート相模原」が8月30日に竣工したと発表した。
＜外観＞
「ロジポート相模原」は、延床面積約21万828㎡、東京ドーム約4.5個分の国内最大級のマルチテナント型物流施設。竣工時点で大手3PL企業、大手デジタル機器メーカー等、複数企業の入居が決定しており、内定率は約60％を達成している。
施設の内容面では、防災面で建物のみならずランプウェイにも免震構造を採用しているほか、72時間対応の非常用発電機の設置、水・食塩・毛布等の備蓄庫の設置等の対策を実施することで、災害リスクの極小化を実現している。
環境面では、事務所と共用部へのLED照明の採用や、断熱性の高いサンドイッチパネル・ダブル折板の導入等、さまざま環境配慮に取り組み、CASBEE新築の「Aランク」を取得予定のほか、日本政策投資銀行の「DBJ Green Building認証制度」で最高位を取得している。
相模原エリアは、今年3月に首都圏中央連絡自動車道（圏央道）の相模原愛川インターチェンジが開通し、東名高速道路と直結したことに伴い、都心配送では東京都心部・横浜中心部、広域配送では、中部圏・関西圏へのアクセス性が飛躍的に向上した。
2013年度中には中央自動車道・関越自動車道とも接続する予定で、北関東・甲信越エリアまでカバーしうるポテンシャルを有しており、物流適地として一層の注目を集めているエリア。
■施設概要
所在地：神奈川県相模原市中央区田名3700-3
敷地面積：9万4197.27㎡
延床面積：21万828.92㎡
構造：PCa・PC造 地上5階建、免震構造
用途：マルチテナント型物流倉庫
竣工：2013年8月30日
