堺化学工業は12月24日、中国での炭酸ストロンチウム生産合弁事業の解消を決めた。
慶龍社の出資持分を慶龍社の中国側既存出資者に譲渡し、同社との炭酸ストロンチウム生産に関する合弁契約を終了する。
2004年に、炭酸ストロンチウム事業の収益基盤の強化目的に三菱商事とともに慶龍社に出資した。
しかし、中国における環境コスト等の製造費用の増加が顕著となり、慶龍社における収益確保の継続は容易ではないと判断したもの。
慶龍社の意思決定の迅速化が図られるよう、全出資持分を王敬春董事長ほか中国側既存出資者に譲渡し、合弁事業を解消することとした。
なお、慶龍社は、引き続き堺化学工業の技術・ノウハウによる炭酸ストロンチウムの生産を行い、堺化学工業は、慶龍社が生産した同製品の販売に特化する。
高純度炭酸ストロンチウム製品は、今後も生産・販売を継続する。
丸全昭和運輸/千葉県柏市に危険物倉庫を開所 柏ICから30分