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SGホールディングス/3月期の売上高4.2%減、営業利益39.8%増

2014年05月07日/決算

SGホールディングスが5月7日に発表した2014年3月期決算は、売上高8350億8600万円(前年同期比4.2%減)、営業利益433億8300万円(39.8%増)、経常利益407億6400万円(42.1%増)、当期利益166億5100万円(28.9%減)となった。

企業年金基金精算に伴う一括供出を行い、特別損失46億円を計上し、当期利益は減益となった。

デリバリー事業は、宅配便の適正運賃収受の取組みと並行して行った路線便・中継センターの効率的な稼働などコストコントロールが奏功。単価は適正運賃収受の取組みで、前期の460円から486円へと単価アップとなり、営業利益は大幅に伸張した。

しかし、個数では、飛脚宅配便は12億1878万個(10.2%減)、飛脚クール便は2909万個(14.7%減)、飛脚航空便は908万個(11.8%減)、メール便は3億4466万冊(18.8%減)、e-コレクト1億1695万個(13.9%減)とすべて減少となった。

デリバリー事業の売上高は7094億4100万円(15.1%減)となった。

ロジスティクス事業は、国内では佐川グローバルロジスティクスが会社分割を実施。海外ではSG HOLDING GLOBAL PTE.LTDを2013年3月21日からシンガポールで本格稼働させ、5月27日にシンガポールの物流企業AMEROID LOGISTICSを買収した。

また、2013年7月にカンボジアの拠点を開設、2014年1月にはバンコク周辺工業団地間での小口混載サービスの開始、3月には米国カリフォルニア州のSG SAGAWA USA.INC.の稼働開始など、グローバルネットワークの拡充・強化を実施した。

この結果、ロジスティクス事業の売上高は548億7200万円(10.0%増)。

決算発表では、SGホールディングスの町田公志代表取締役と中島俊一執行役員が説明。

消費税増税の影響について、3月20日までの3月に限れば7%増の個数増があったものの、4月、5月については若干の落ち込みを見せているとし、今のところ大きな影響ではないとしている。

適正運賃収受の取組みにより、個数減があったものの、今後も顧客との話し合いの中で、提案や付加価値に応じて進めていきたい、としている。

来期は、売上高8500億円(1.8%増)、営業利益440億円(1.4%増)、経常利益410億円(0.6%増)、当期利益230億円(38.1%増)を見込んでいる。

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