イヌイ倉庫と乾汽船は5月12日、両社の経営を統合すると発表した。
合併は吸収合併方式で、イヌイ倉庫を吸収合併存続会社、乾汽船を吸収合併消滅会社とするが、イヌイ倉庫の商号は乾汽船に変更する。
合併後の経営体制は社長に現イヌイ倉庫の乾康之社長が就く。
両社が昨秋から進めてきた経営での規模の経済性や、より安定した財務基盤を求めると同時に、さらなる進化が求められる「ロジスティクス」の分野に、海運と倉庫というサービスを相互に活用する事業展開を目指したもの。
また、創業の祖を同一とする歴史も踏まえての決定だとしている。
■合併の当事会社
合併後の状況
名称:乾汽船(イヌイ倉庫より商号変更)
所在地:東京都中央区勝どき1-13-6
事業内容:外航海運業、倉庫業、不動産業
資本金:27億6700万円
決算期:3月31日
純資産、総資産は未確定
吸収合併存続会社
名称:イヌイ倉庫
所在地:東京都中央区勝どき1-13-6
事業内容:倉庫業、不動産業
資本金:27億6700万円
設立年月日:1925年10月
従業員数:120名
売上高:73億2900万円(2014年3月期)
吸収合併消滅会社
名称:乾汽船
所在地:東京都中央区日本橋本町1-7-4
事業内容:外航海運業
資本金:33億5100万円
設立年月日:1933年10月
従業員数:49名
売上高:164億8600万円(2014年3月期)
乾汽船 決算/4~6月の売上高6.6%増、営業利益122.9%増