乾汽船が8月8日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高84億1800万円（前年同期比6.6％増）、営業利益16億700万円（122.9％増）、経常利益16億1700万円（94.6％増）、親会社に帰属する当期純利益8億8200万円（297.7％増）となった。
外航海運事業では、パナマ運河の通航制限や中東情勢の緊迫化等がハンディ船市況を押し上げ前年度と比べ堅調となり、売上高は62億6200万円（11.2％増）、営業利益は12億5000万円（432.5％増）だった。
倉庫・運送事業については、物流業界において貨物保管残高が前年同期を下回る水準で推移し、貨物取扱量は前年同期をやや上回る水準で推移。
グループの倉庫・運送事業としては、文書保管の取扱高の増加があった一方、連結子会社の引越業における取扱高が減少したことで、売上高は10億7100万円（4.3％減）、営業利益は1億1200万円（19.2％増）だった。
通期は、売上高346億7500万円（17.6％増）、営業利益26億1900万円（56.0％増）、経常利益26億4400万円（37.9％増）、親会社に帰属する当期純利益20億7800万円（73.9％増）を見込んでいる。
