丸紅は9月3日、物流子会社のロジパートナーズと丸紅物流を合併し、丸紅ロジスティクスを設立すると発表した。
合併は、来年4月1日にロジパートナーズを存続会社とする吸収合併を行い、新会社の丸紅ロジスティクスは、2018年度に売上500億円、経常利益35億円の達成を目指す。
今後、米国、ASEAN、中国等の海外物流事業会社との連携強化や海外における商社のネットワークやノウハウ、商物一体型の機能を活用する。
ロジパートナーズは、国内物流センター・共同配送等の3PL事業を行い、丸紅物流が海上・航空輸送、プロジェクト輸送、不定期船輸送等の国際フォワーディング事業を行い、事業領域を棲み分け、専門性の向上、サービス・機能の拡充を進め、事業を拡大してきた。
国内の製造業や流通業による積極的な海外展開に伴い、国内物流や国際輸送に留まらず、三国間を含めたクロスボーダー物流サービスに対するニーズが高まっていた。
今回の合併で、クロスボーダー物流サービスの対応、サプライチェーン全体の受発注・在庫・物流進捗等の情報一元管理や、最適な物流ソリューションを設計・構築・提供することで、既存顧客へのサービス強化や新規顧客の開拓を推進する。
■丸紅ロジスティクス概要
資本金:2億円
出資比率:丸紅100%
事業内容:3PL事業、国際複合一貫輸送業、貨物利用運送事業(海上・航空・トラック)、海運仲立業、船舶貸渡業、航空運送代理店業、一般貨物自動車運送業、物流業に関するコンサルタント業、倉庫業等
従業員数:約900名