丸紅ロジスティクスは1月6日、運営する在庫型拠点(DC)に通過型拠点(TC)の機能を追加し、参加メーカーの共同配送推進と車両の高積載化を進める「TC構想」が、経済産業省が公募した2025年度「新技術活用サプライチェーン全体輸送効率化・非化石エネルギー転換推進事業費補助金」に事業採択されたと発表した。
「TC構想」では、丸紅ロジスティクスが中立性を重視し全体とりまとめを担当。共同申請を行ったジェックス(発荷主メーカー)、ジャペル(着荷主卸)、プラネット(システム開発)とともに、ペットフード・用品物流での共同配送による輸送効率化推進と環境負荷低減を両立し、対象フローでのCO2排出量6%削減を目指す。
「TC構想」は、丸紅ロジスティクスのDCをTCとして開放し、倉庫運営を受託していないメーカーも含め、幹線輸送の集約と二次配送の共同化を段階的に拡大する。
参加メーカーの拡大に伴い、輸送便の統合と積み合わせを進め、車両積載率を向上させることで、トラック使用台数や走行距離、CO2排出量の削減につなげる。
運用に当たっては、データ標準化を中核施策として位置付け、納品先コード統一を目的にプラネットと連携して、業界内で分散や重複が発生しているコードを標準化。
マスタ整備の負荷や照合と変換に伴うコストを抑えるとともに、誤出荷や誤配送のリスクを低減し、メーカー・卸・小売りのデータ連携を円滑にする。
構築するシステムは、内閣府の物流情報標準ガイドラインに準拠する方針。標準への準拠により、相互接続性と拡張性を確保し、ベンダーロックインの回避と業界横断での活用可能性の向上を実現する。
コード統一と標準準拠を基盤として、共同配送の計画精度と実行効率を高め、サプライチェーン全体の最適化を持続的に進める。
2025年度内に複数エリアで運用を開始し、効果検証の結果を踏まえて対象メーカーとエリアを段階的に拡大する。
運用データに基づく改善サイクルをスピーディーに進め、車両積載率、走行距離、CO2排出量を計測して迅速な改善活動につなげるとともに、納品先コード統一と物流情報標準ガイドライン準拠の特性を利用し、2026年度以降は水平方向の展開を加速。ペットフード・用品業界の物流での持続可能なモデルの確立と、業界全体の脱炭素への貢献を目指す。
あらた、PALTAC、プラネット/製・配・販共同利用で商品情報一元管理の新会社設立
