XYZ Roboticsは6月18日、自社開発のデバンニングロボット「RockyOne(ロッキーワン)」を、茨城県つくばみらい市の丸紅ロジスティクスの物流施設に納入したと発表した。
RockyOneは、物流施設においてコンテナやトラックからの荷積み・荷降ろしを自動化するロボット。自走式の本体とロボットアームを備え、コンテナ内を移動しながら荷役作業を無人で行う。
XYZ Roboticsは、自律移動型単腕ピッキングロボット「MMR(モバイルマニピュレーションロボット)」と、関連ソフトウェアの開発を手がけている。
同ロボットは、AI(ディープラーニング)による画像認識とティーチングレスのロボットモーションプランニング技術により最適な動作を実現。独自の積み付けアルゴリズムにより、バンニングやパレタイズプランの自動生成も可能だという。
最大可搬重量は1動作あたり30kg。1~4個の同時搬送が可能で、時間あたり350〜1100ケースの荷積み・荷降ろしに対応する。
人手不足が深刻化する物流業界において、XYZ Roboticsはトラックバース周辺の自動化を進めることで、作業効率の向上や人手不足の解消、コスト削減に加え、従業員満足度の向上にもつなげたい考えだ。
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