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佐川急便/大型商業施設等への納品サービス開始

2014年10月21日/SCM・経営

佐川急便は10月21日、入荷業務の効率化による作業負荷を軽減するサービス「スマート納品」を開始した。

「スマート納品」は、BtoBのサプライチェーンの中で、顧客の調達(仕入れ)から入荷(入庫・検品)までのプロセスの業務改善を推進するサービス。

深夜・早朝を含む時間帯別納品の提供、商品カテゴリー別・ロケーション別に事前の仕分けなどを佐川急便の中継センター・営業所などの大型施設で行い納品するもの。

このサービスにより、顧客は庫内作業における業務工数の削減でき、作業負荷軽減を可能にする。

大型物流施設や大規模ショッピングモール・展示商業施設などを対象に、佐川急便の大型施設を活用し、無償で提供する。

佐川急便の施設をTC(通過型倉庫)として運用し、顧客の要望に合わせて事前仕分けや納品時間をカスタマイズして配達業務を行う。

佐川急便は書類から260サイズまでの大きな荷物を取り扱っており、これまで荷物の形態に合わせて複数の配送業者を使用していた顧客は、配送を佐川急便に指定することで納品時の業務工数を削減することができる。

なお、サービスを開始するに当たり、2014年6月から三菱地所・サイモンが経営する国内9店舗のプレミアム・アウトレットの施設内でトライアル運用を行った。

100~200店舗のテナントをゾーン分けし、それぞれのゾーンに専用コードを付与することで、現地納品前に予めゾーン別に仕分けを行い、スムーズな納品を実現した。

これにより、配送時間の大幅短縮が可能となり、店舗オープン前の9時30分にはすべてのテナントへの配達が完了するまでに改善し、高い評価を得たという。

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