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グリーン物流の国土交通大臣表彰/東京スカイツリーの物流ソリューション

2014年12月10日/CSR

国土交通省は12月10日、2014年度グリーン物流パートナーシップ会議優良事業表彰の受賞者を決定し、12月12日に表彰式を行うと発表した。

国土交通大臣表彰の受賞者は、佐川急便、東武鉄道、東武タワースカイツリー、東武タウンソラマチ。

受賞理由は、東京スカイツリータウンで、人・物・車の情報を一元管理することで、施設内の物流を効率化するとともに、外部に配送拠点を設けることで他施設へも応用可能な大規模な共同配送を実現。

納品車両の予測は850台だったが、実績は380台、そしてCO2排出量は22.6%削減した。

物流審議官表彰の受賞者は、神戸モーダルシフト推進協議会、王子運送、全国通運、日本貨物鉄道、ネスレ日本。

受賞理由は、全国3か所にあるネスレ日本の工場から顧客への納品について、鉄道・内航船舶へのモーダルシフトを実施し、その際工場から着荷主への製品を直送することで、配送車両の削減も同時に実施。これにより、CO2排出量を86.5%削減した。

特別賞の受賞者は、古紙輸送モーダルシフト推進協議会、南光運輸、日本貨物鉄道、日本製紙。

これは、東日本大震災で被災した日本製紙石巻工場の復興で、工場内のレイアウト変更と、JR貨物石巻駅の整備を行ったことにより、東京周辺から石巻工場へ輸送する古紙のモーダルシフトを実現したことが受賞理由。これにより、CO2排出量は56.1%削減した。

2組目の特別賞の受賞者は、北海道ジェイアール物流、北海道熱供給公社、日本貨物鉄道。

受賞は、函館のセメント会社へ鉄道輸送している焼却灰の返送の空コンテナを活用し、CO2の排出を抑制しながら、100㎞以上の中長距離からも、木質バイオマス燃料を調達できる輸送システムを実現したこと。これにより、CO2排出量は97.5%削減した。

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