DHLサプライチェーンは、オートモーティブ・サプライチェーン・グローバル・アワード2014で「サード・パーティー・ロジスティクス・カンパニー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
<授賞式の様子>
賞は自動車産業のサプライチェーンでの取り組みが評価されたことによるもの。
英国ミッドランズ地方にある2か所の製造工場と多品種組立ラインで取り扱うジャガーランドローバー社の10車種に及ぶ自動車部品のシーケンス制御に貢献。さらに、バーミンガム市タイヤフォートにあるシーケンス制御工場での変更管理を円滑に遂行し、同社の事業成長計画を支援したことも評価されている。
この工場では、サプライヤーから納入された部品をシーケンス処理した後、このシーケンス制御部品をソーリハルとキャスル・ブロムウィッチにある組立ラインへ搬出・配送するまでの業務を担っている。タイヤフォートでの高付加価値業務を円滑に行うことは、両工場の組立ラインを中断することなく機能させるために不可欠。
タイヤフォートのシーケンス制御を活用した業務は、当初からジャガーランドローバー社の事業成長と消費者ニーズの高い車両のカスタマイズへの対応という課題に挑むべく、絶え間なく発展してきた。
調達先が広範囲な地域に及ぶ場合、自動車メーカーにとって主な課題は、消費者のカスタマイズニーズに対応するため、生産計画に合わせて早期に部品在庫管理を行い、最終組立まで出来る限り柔軟性を持たせることができるか否かだ。
英国では、ジャガーランドローバー社車両の需要増加を投資の機会とみている。この需要増加と複雑化の影響を最小限に抑えるために、DHLはタイヤフォートのシーケンス制御工場のプロセスを見直し、システム開発を継続的に行ってきた。
配送もまた部品を工場へタイムリーに供給するために重要な役割を果たしている。DHLは、指定された場所へ、決められた時間に、確実に届けるため、14HGVのトラック1台とバン2台を専用車両として用意することでこれに対応。
DHLサプライチェーンは、革新を続ける数多くの大手自動車メーカーへ40年間にわたり、世界最高水準のサプライチェーンを提供している。英国の高級車ブランドであるジャガーランドローバー社とは15年間に及ぶ関係を構築している。