LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





DGF、NCA/北海道へ半導体製造装置の航空輸送を無事完遂

2025年01月28日/3PL・物流企業

DHLグローバルフォワーディングジャパン(DGF)、と日本貨物航空(NCA)は1月28日、新千歳空港へ初の半導体露光装置のチャーター輸送に成功したと発表した。

<初便到着時>
20250128dgf - DGF、NCA/北海道へ半導体製造装置の航空輸送を無事完遂

蘭アムステルダム・スキポール空港から新千歳空港まで、安全かつリードタイムの大幅な短縮を目指し、 全4回のチャーター便を手配した。

新千歳空港への半導体輸送を支えるために、DGF半導体スペシャリストチームおよびNCAは緊密に連携して準備を進め、輸送に必要なインフラを整備。さらに、安全で効率的な半導体輸送を実現するための戦略を練り上げた。

輸送プロセスの支援を強化するため、他空港からハンドリング経験の豊富なスタッフを派遣し、必要な設備を移設することで、現場での確実なオペレーション体制を構築した。

これに加えて、特に冬季の厳しい天候を考慮し温度変化を最小限に抑えるために、グランドハンドリング会社との連携を強化し、航空機からトラックへの積み込み時間を短縮できるようさまざまな対策を講じている。これらの努力により、北海道の過酷な冬の天候条件下でも、顧客の厳格な要件を満たし、安全かつ効率的な輸送が保証されている。

世界的な競争と地政学的な圧力が強まるなか、日本は半導体産業の成長と地方化に注力している。2020年から2030年までに半導体売上高を3倍の1080億米ドル以上にすることを目標に掲げている。

したがって、半導体の技術革新を支えるためには、高感度半導体の効率的な輸送手段を確立することが極めて重要。DGF、NCAは、半導体輸送ニーズに対応したシームレスで安全な航空貨物輸送を構築している。今後も北海道における半導体輸送を通じて、北海道の更なる発展と、日本のものづくり産業の発展をサポートしていくとしている。

NCA/来年1月の国際航空貨物燃油サーチャージは横ばい

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース