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PTC/Connected SLMを説明、2015年度は倍増計画

2015年02月26日/SCM・経営

PTCは2月26日、「PTC Connected SLM」の説明会で、「変革が進むサービス部門」と「PTC Connected SLMソリューション群」をテーマに解説を行った。

<中央が桑原社長、左がアッシャー・ガッパイSLMセグメントバイスプレジデント、右がスティーブ・モランディ米PTC SLMセグメントシニアバイスプレジデント>
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PTCジャパンの桑原宏昭社長は、「現在PTCの売上の内、SLMの売上は全体の10%程度、これを2018年までには20%にしたい。今年は倍増を目標にしている」と述べた。

<サービス提供の自動化>
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「変革が進むサービス部門」の解説では、サービス部門が直面する新たな課題を提示。その一つがサービスへの期待値の高まりだ。顧客は機器稼働率、所有コストの保証を要求する。また、コスト低減と同時に顧客提供価値とサービス売上の拡大を求める。さらに、製品の複雑化により、診断と修理がより困難になるとし、サービスの複雑化を挙げている。

そのため、サービス変革の必要性に迫られているとし、サービスプロセス自動化(工数低減)が求められているとする。そして、事象に反応するのではなく、積極的に予測するサービスの提供も求められているとしている。

解決策として、モノのインターネット (IoT) によるスマート コネクティッド プロダクツがある。あらゆる製造品がインターネットにつながることにより、製造メーカーは、真のクローズループ型製品ライフサイクル管理を体験することができ、いつでも、世界中のどこでも、製品ライフサイクルのどの段階の製品情報でも追跡、管理、制御可能となる。

コンセプトのソリューションが「PTC Connected SLMソリューション群」だ。サービス情報の作成、管理、提供、サービスの提供、サービス部品売り上げの最適化、サービス提供の自動化などを可能とする。

高付加価値サービスの提供を可能とし、新たなサービスのビジネスチャンスを創造するとしている。

なお、SLM(サービス・ライフサイクル・マネージメント)はPTCソリューション群(CADやSCM、PLMなど)の一部。製品の意図した働き、最新の製品コンフィギュレーション、サービス情報履歴などのサービス情報を最大限に活用するための独自の機能を提供する。この機能により、サービス提供時により適切な意思決定が可能になり、製品のライフサイクル全体を通じた継続的な改善が実現するソリューション。

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