日本郵船は3月2日、世界有数のLPガス事業会社のアストモスエネルギー(アストモスエネルギー)と新造の大型LPガス外航船(VLGC)1隻の定期用船契約を締結したと発表した。
投入する新造船は、2017年第2四半期竣工予定の三菱重工業建造VLGCで、日本郵船が共栄タンカーから竣工時から用船し、同時にアストモスエネルギーとの5年間の定期用船契約に投入する。
アストモスエネルギーは、2015年度からの新中期計画において、LPGの取扱量を現在の1000万トン/年を2017年までに1200万トン超/年に増やす計画。
中東、米国、西アフリカ、豪州での新規液化天然ガス(LNG)プロジェクトに随伴するLPGなど今後成長分野として期待されるLPG事業を担っている。
日本郵船はアストモスエネルギー向けVLGCの11隻目となる今回の定期用船契約を通して、今まで培ってきた長期かつ密接な関係をさらに強化し、LPG船隊の整備と輸送力強化を図っていく。
■契約概要
契約締結日:2015年2月27日
本船:VLGC(8万3000立方m型LPG船)
船主:共栄タンカー
用船者:アストモスエネルギー
建造造船所:三菱重工業
契約期間:竣工から5年間
竣工予定:2017年第2四半期
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