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赤帽/25年ぶり運賃値上げ

2015年03月16日/SCM・経営

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赤帽首都圏軽自動車運送協同組合は3月14日、25年ぶりの実質的な運賃改定を4月1日から実施すると発表した。

新赤帽運賃料金は距離制運賃では、 20㎞まで4860円(現行3800円)、21㎞→50㎞まで1㎞に付き216円(現行190円)、51㎞→100㎞まで1㎞に付き162円(現行149円)、101㎞→150㎞まで1㎞に付き129円(現行101㎞以上1㎞につき102円)、151㎞以上1㎞に付き108円。

時間制運賃(作業料金含む)では、2時間貸切・20kmまで(超過時間30分毎に1350円(現行1180円)加算)4860円(現行4730円)、1日貸切8時間まで80㎞(現行90㎞)まで(超過時間30分毎に1350円(現行945円)加算)2万1060円(現行1万8920円)。

諸料金(作業料金、待機料金)、運賃割増(休日割増、深夜・早朝割増)、地区割増料金等も価格改定となった。

赤帽運賃料金は、1990年6月に運賃改定をして以来、今日まで25年間にわたって、運賃料金を据え置いてきた。この間、1990年当時とは国内企業の生産拠点の海外移転による産業の空洞化、少子高齢化による人手不足など経済環境、社会状況が激変した。

一時的な原油安の状況とはいえ、長期的な視点をみると、原油の高止まりが予想される。

高速道路の割引の終了、円安によるコストアップ、国策によるデフレからインフレへの転換、大手運送会社が運賃改定をする中で、個人事業主の赤帽としての事業環境、経済的防衛が非常に厳しい状況下に置かれ、四半世紀に及ぶ現行運賃料金の据え置きは限界に至ったとしている。

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