鴻池運輸は3月17日、香港の国際航空貨物フォワーディング会社BEL社の発行済み株式の30％を取得して関連会社化すると発表した。
同日、BEL社の株主との間で株式譲渡契約書と株主間契約書を締結した。
鴻池運輸は、ASEAN各国と中国、欧米諸国を繋ぐ物流を強化するため、中国・アジア・欧米間の国際航空輸送事業を展開するBEL社の株式を取得することで、国際フォワーディング事業と現地のロジスティクス事業を融合させた総合的物流サービスの拡充を目指す。
BEL社は1978年創業で、特に欧州向けの輸送実績では高い評価を得ており、香港本社の傘下に上海法人、ベトナム法人、台湾合弁企業、中国国内では大連、天津、青島、臨沂、寧波、福州、厦門、広州、深センに各事務所など、計13拠点で事業を運営する国際航空・海上輸送事業会社。
近年は、華僑工場のアジアシフトに対応したベトナム法人の事業強化、中国発の医薬品定温輸送、e-コマース物流、欧州ワインの輸入流通加工等、事業の領域を広げており、更にアジア域内での事業拡大とロジスティクス機能の強化を図るため、鴻池運輸との提携による事業拡大を目指す。
