日通総研が発表した「2015年度の経済と貨物輸送の見通し(改訂)」の企業物流短期動向調査(速報)によると、2015年4~6月の国内向け出荷量「荷動き指数」は、引き続き水面下で推移するとしている。
業種別では、11業種において改善がみられるものの、プラスの業種は4業種にとどまり、荷動き回復の動きは依然として緩慢。
輸送機関別「利用動向指数」は、改善に向かうものの全輸送機関でマイナスになると予測。
輸出入貨物量「荷動き指数」は、総じて低調な推移になるとしている。これは、外貿コンテナの輸入において小幅に改善する一方、その他の輸送機関では悪化し、かつ全輸送機関でマイナスになるとしている。
在庫量・営業倉庫保管量「動向指数」もマイナスになると予測。原材料在庫が横ばい、製品在庫と営業倉庫保管量では低下し、すべての「動向指数」がマイナスになるとしている。
運賃・料金「動向指数」では、総じて小幅な動きとなり、運賃・料金の上昇基調に変化はないが、やや一服としている。