SGホールディングスが5月7日に発表した2015年3月期決算によると売上高は8574億4900万円(前年同期比2.7%増)、営業利益455億9400万円(5.1%増)、経常利益は439億100万円(7.7%増)、当期利益は248億1500万円(49.0%増)となった。
デリバリー事業の売上高は7125億6600万円(0.4%増)、営業利益は391億1900万円(7.6%増)だった。
上期に消費税増税の駆け込み需要の反動による影響が大きく、取扱個数は通期で減少した。しかし、スマート納品(物流倉庫などの入庫業務の効率化)等の戦略商品の導入、適正運賃収受の継続的な取組等により、増収となった。
ロジスティクス事業の売上高は809億3500万円(47.5%増)、営業利益3億3600万円(2.2%減)だった。
グループ横断的なロジスティクス・プロジェクト「GOAL」により、着実な成果を挙げ、増収となった。海外では、国際一貫物流サービスの拡充を図るため、大手アパレルメーカーの取引を中心としたエクスポランカも貢献している。営業利益の減は、海外事業体制強化のための再編コストの発生に伴うもの。
不動産事業の売上高は45億8900万円(62.9%減)、営業利益28億500万円(11.2%減)だった。
前連結会計年度に販売用不動産のSGリアルティ横浜を一部売却したこともあり、減収減益となった。
しかし、SGリアルティ舞洲の竣工、再生可能エネルギー供給の順調な稼働の効果もあり、SGリアルティ横浜の売却の影響を除くと増収増益となっている。
来期は、売上高9400億円(9.6%増)、営業利益500億円(9.7%増)、経常利益480億円(9.3%増)、当期利益290億円(16.9%増)を見込んでいる。