国土交通省は6月16日、4月分の造船統計速報を発表した。
造船主要53工場の鋼船受注・建造実績は、受注14隻、103万9000G/T、起工24隻、88万6000G/T、しゅん工25隻、78万7000G/T、しゅん工船価703億円、生産指数40.8であり、生産指数の前年同月比は、17.6％減だった。
国内船のしゅん工実績は、合計4隻、7万2000G/T、生産指数171.6。内訳は、貨物船（ばら積み船、自動車専用船）が2隻、自動車航送船が1隻、油送船が1隻だった。
輸出船のしゅん工実績は、合計21隻、71万4000G/T、生産指数34.2。内訳は、貨物船が19隻で、そのうち、一般貨物船2隻（マルタ、バヌアツ向け）、ばら積み船9隻（パナマ、シンガポール向け）、コンテナ船1隻（パナマ向け）、鉱石兼ばら積み船6隻（パナマ、シンガポール等向け）、木材兼ばら積み船1 隻（香港向け）だった。
油送船は2隻で、鉱石兼油送船1隻（マーシャル諸島向け）、LPG船1隻（マーシャル諸島向け）。
鋼船修繕実績は、123隻、工事金額76億円だった。
生産指数は、当該月のしゅん工船価（合計）を、基準時（2010年）のしゅん工船価（合計）の月平均値で除して求めた指数。この速報の生産指数は、主要工場分のみの速報値。
