日本プロロジスリート投資法人が7月15日に発表した2015年5月期決算によると、売上高は142億4200万円(前期比6.0%増)、営業利益69億5800万円(5.9%増)、経常利益59億4600万円(9.3%増)、当期利益57億8800万円(5.7%増)だった。
物流不動産市場においては、「生産拠点の海外シフトやサービス産業へのシフト、グローバルな貿易量の継続的拡大等の国内外の経済、産業構造、社会情勢の変化」、「電子商取引やインターネットを通じた通信販売の拡大及びサードパーティー・ロジスティクス事業の市場規模拡大等により、サプライチェーンの再構築が引き続き進行している。
かかる再構築の結果として、カスタマーのニーズが築年数の古い小型の倉庫からより新しく大型で高機能の物流施設へ移行すること、すなわち、Aクラス物流施設に対するニーズは一層引き続き高い水準を維持するものと、考えている。
期末時点で投資法人が保有する資産は計29物件(取得価格合計4050億5000万円)、総賃貸可能面積194万7474.68m2であり、当期末時点の稼働率は98.6%と高い水準を維持。これら29物件は、その全てがプロロジス・グループにより開発されたAクラス物件。
次期(2015年11月期)は、売上高143億6600万円(0.9%増)、営業利益69億2900万円(0.4%減)、経常利益59億5800万円(0.2%増)、当期利益59億5700万円(2.9%増)を見込んでいる。