富士通は8月3日、輸送事業者、道路整備・管理事業者向けの新規分析サービスを研究・開発する富士通TR・REC研究所を設立した。
商用自動車が移動した緯度経度・車両 ID・時刻を記録した情報、プローブデータを活用した輸送事業者、道路整備・管理事業者向け新規分析サービスを研究・開発する。
物流分野では、物流効率化に役立つサービスの研究・開発、列島5断面（東北・関東・近畿・本四架橋・関門海峡）の経路と商用車の出発地（Origin ）と目的地（Destination）の間の経路の分析を行い、主要路線の交通量と発着地分布を地図上で可視化して提供する。
休憩施設の駐車場需要に適した設備整備に活用するため、商用車の道の駅利用頻度、滞在時間などを地図上にマッピングしての提供や、ヒヤリ・ハット箇所である交差点での進行方向の分類や、経路、走行時間などの詳細情報を提供する。
輸送事業者向けに時間帯や曜日に応じた最適配送ルート、物流需要に応じた商用車の最適配置、物流輸送効率が低下する隘路区間情報などを分析する。
新規物流施設建設時の立地検討、既存物流施設の利用実態などを分析する。
新会社の概要
本社：東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター
代表者：代表取締役社長 島田 孝司
資本金：1000万円（富士通交通・道路データサービス70％、地域未来研究所30％）
