東燃ゼネラル石油は8月11日、オーストラリアの港湾サービス・物流業大手であるQube Holdings Limited (キューブ)と折半出資による合弁会社を設立したと発表した。
合弁会社は 2017年央から年末にかけてニューサウスウェールズ州のポートケンブラに最大容量23万キロリットルの石油製品貯蔵設備を建設する。
ポートケンブラはシドニーの南西約90キロに位置し、その地の利からニューサウスウェールズ州一帯にコスト競争力のあるサプライチェーンを確立することができると期待している。
建設予定の石油製品貯蔵設備から石油製品を販売・供給する事業も検討しており、その第一段階として、石油製品の販売・供給会社であるオーストラリアのペトロナショナル社の全株式の取得について合意した。
なお、石油製品貯蔵設備の建設とペトロナショナル社取得のために必要な合弁会社による投資額は2016年から2017年にかけて約1億5000万豪ドルになると見込まれている。
■合弁会社の概要(予定)
会社名:TQ Holdings Australia Pty Limited
所在地:71 Walker Street, North Sydney, NSW Australia
事業内容:石油製品ターミナル運営、販売
決算期:6月
株主と出資比率:東燃ゼネラル石油とキューブ社が、各100%子会社を通じて、それぞれ50%を出資
主な事業所:ニューサウスウェールズ州ポートケンブラ
■キューブ社の概要
会社名:Qube Holdings Limited
所在地:44 Market Street, Sydney, NSW Australia
事業内容:港湾サービス・物流
時価総額:25億豪ドル
決算期:6月
売上高:14億豪ドル