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SBSHD/3PL事業順調、賃貸事業は長津田物流センター稼働で増収増益

2015年08月21日/決算

SBSホールディングスは8月21日、2015年12月期第2四半期決算説明会を行い、決算概要と2015年度グループ経営について発表した。

<SBSHDの鎌田正彦社長>
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グループ経営について、鎌田正彦社長は、3PL事業の進捗、海外戦略の進捗、賃貸事業の推移、開発事業の推移などを説明し、開発事業では「わが社の基本戦略は倉庫等を開発し、それを満床にすることで、3PL業務を増やしていくこと」と話した。

3PL事業では、3PL提案専門部隊を創設したことで、鎌田社長は「勝てる提案ができる状況になった」とし、2015年度の売上高を511億円(5.4%増)としている。

上期稼働では大手ドラッグストア用に鳥取で物流センターを運営、大手食品メーカー用に埼玉で物流センター運営を受注している。

下期稼働予定では、大手ドラッグストア用に徳島で物流センターを運営、大手スーパー用に神奈川で大型物流センター運営の予定だ。

また、ドライバー不足の問題では、これまで契約社員で募集していたが、集まりが悪く、そのためドライバー不足への対応として、SBSロジコムの子会社として2社を設立し、5月から稼働。ドライバーを正社員で募集したことにより、待遇の改善、教育の充実、転勤を伴わない地域限定により、効果が表れてる。応募者数が採用枠の約3倍に増加、採用者の平均年齢が30歳代に若返ったという。

海外戦略の進捗では、2015年度の計画を売上高250億円(231.8%増)としている。日本を含むアジア全体のフォワーディング業務をTranspoleに集約中だ。2015年6月には、TranspoleがAtlasを子会社化し、業務・拠点の再編に着手している。

賃貸事業の推移では、長津田物流センターが稼働したことで、賃料収入が入ることになり、増収増益へ転換した。2015年度通期計画の売上高を26億円(13.8%増)、営業利益14億円(25.1%増)としている。

開発事業では、2015年度第2Q実績では、売上高11億7300万円、営業利益1億1500万円だった。これは埼玉県の所沢倉庫売却益。通期計画では売上高57億円、営業利益16億円とし、野田吉春物流センターをGLP投資法人に売却する予定だ。

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