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国交省/首都圏の新たな高速道路料金で具体方針案発表

2015年09月11日/SCM・経営

国土交通省は9月11日、首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)の概要を発表した。

<参考料金例 実現される新たな料金のポイント(圏央道)>
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具体方針(案)概要1では、首都圏料金の賢い3原則として、「利用度合いに応じた公平な料金体系」「管理主体を超えたシンプルでシームレスな料金体系」「交通流動の最適化のための戦略的な料金体系」とし、2016年4月から、整備重視の料金(圏央道などの整備が進展)から利用重視の料金(料金水準や車種区分を統一)にする。

料金体系の整理・統一(対象は圏央道の内側)として、料金水準は現行の高速自動車国道の大都市近郊区間の水準に統一、車種区分は5車種区分に統一する。

当面の措置として、首都高速、埼玉外環などについては、物流への影響や非ETC車の負担増などを考慮して、上限料金などを設定。

第三京浜など、現在の料金水準が低い路線については、高速自動車国道の普通区間を目安に料金水準を設定する。

起終点を基本とした継ぎ目のない料金の実現のために、起終点間の最短距離を基本に料金を決定する。これは、圏央道経由の料金が都心経由の料金より高くなる場合。

具体方針(案)概要2では、整備重視の料金から利用重視の料金へ移行する。整備の経緯の違い等により異なっている料金水準や車種区分について、対距離制を基本に整理・統一する。

また、都心の渋滞等に対し、首都圏の交通流動の最適化を目指し、圏央道や外環をより賢く使う料金体系を導入する。

■首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)
http://www.mlit.go.jp/common/001103709.pdf

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