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三井造船/LNG運搬船向けに高圧圧縮機を用いて天然ガス燃料供給開始

2015年10月15日/IT・機器

三井造船は10月15日、電子制御式ガスインジェクションディーゼルエンジン(ME-GI)受注機の陸上試運転で、燃料ガス供給システム用の高圧圧縮機(FGSS圧縮機)を用いて天然ガス燃料供給を開始したと発表した。

<FGSSガス供給施設>
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FGSS圧縮機は、陸上分野の石油精製・石油化学向け往復動圧縮機1100台の納入実績と技術に基づき、LNG運搬船向けME-G用FGSS圧縮機の一番機として製作したもの。

三井造船では、すでに高圧ポンプによる陸上FGSSを稼働させているが、同ポンプとこの圧縮機とを組み合わせたFGSSが社内設備として完成。両者から同時に燃料供給も開始しており、LNG運搬船向けFGSSの実証設備としても船上での運用を想定したFGSSの運用試験が可能となる。

今後は、この実証設備によるFGSS圧縮機の運転実績を足掛かりに、FGSS圧縮機の販売を促進させていく。さらに、FGSS圧縮機の受注機をME-GIと組み合わせた総合試験ができる世界で唯一のメーカーとして、環境にやさしく経済的な推進システムを提供していくとしている。

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