LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





圏央道/埼玉県内全線開通、厚木IC~鶴ヶ島ICまで首都高経由の半分に

2015年10月16日/調査・統計

国土交通省は10月16日、埼玉県内の圏央道が10月31日に全線開通することから、そのストック効果を発表した。

10月31日、桶川北本IC~白岡菖蒲IC間が開通することで、埼玉県内の圏央道が全線開通による、ストック効果を調査した。

<東名-関越道間の乗り継ぎ>
20151016kenoudo1 500x316 - 圏央道/埼玉県内全線開通、厚木IC~鶴ヶ島ICまで首都高経由の半分に

<東名-東北道間の乗り継ぎ>
20151016kenoudo2 500x298 - 圏央道/埼玉県内全線開通、厚木IC~鶴ヶ島ICまで首都高経由の半分に

東名高速から関越道がつながったことにより、多くの自動車が、都心の渋滞を回避でき時間短縮が図れる圏央道を利用する。

今後、東北道までつながることにより、圏央道の更なる利用が見込まれるとしている。その結果、都心経由が約9割から約2割に減少。

厚木IC~鶴ヶ島ICの場合、圏央道の開通で、首都高速経由より約50分短縮し、これまでの100分所要が50分に短縮する。

圏央道沿線では、都心を通らずに広域移動が出来る交通利便性の高さから、物流拠点や工場等の立地が進むなど、民間の投資が集中している。

圏央道沿線に立地した企業は、都心を通らず広域移動が出来る交通利便性を生かし、生活に必要な製品や資材を早く・安く・確実に輸送し、人々の暮らしを支援することになる。

立地例として、プロロジスパーク川島、ニトリ幸手物流センター、雪印メグミルク阿見工場を挙げている。

プロロジスパーク川島の担当者の声として、「プロロジスパーク川島は圏央道川島ICの近くであり、圏央道の開通により都心部に入らずに地方間を結ぶ道路は非常にニーズがあるということで圏央道沿線に進出した」と紹介。

また、東名などの放射方向の高速道路で通行止が発生しても、圏央道を利用して迂回することで、一般道での渋滞を回避できる。

東名高速の交通事故で三宅坂JCT~厚木IC間の所要時間(推定)は、東名高速利用で約80分(横浜町田IC~厚木IC間は、一般道利用)が中央道・圏央道利用で約65分となる。

富士山・伊豆箱根エリアを訪れる群馬・埼玉方面の人が約5割増、周辺一般道路の交通環境が大きく改善するなどの効果も見込まれている。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース