日本物流連/モーダルシフト取り組み優良事業者、大賞はヤマト運輸

2015年10月22日 

日本物流団体連合会は10月22日、「モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」の受賞者を決定し、モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)は、ヤマト運輸と発表した。

ヤマト運輸は、従来から行っていた九州発関東行宅配便輸送について、鉄道利用の大幅な拡大を行った。これまで、九州発関東行宅配便の輸送についてはトラックが主体だったが、鉄道利用を実施するベースを拡大し、輸送量増大に取り組んだ。

新たに実施するベース店は、荷物を集約する福岡ベースとの輸送距離の観点から佐賀ベース(佐賀県全域)と北九州ベース(福岡県の東部エリアを担当)を選定。

また、両ベースは鉄道ダイヤとの時間調整のために作業方法の見直しが必要であったため、これまで関東の一都七県ごとに行っていた仕分区分を、関東行きとしてまとめることで、作業にかかる時間を短縮した。

関東行きとしてまとめた荷物の仕分け作業については、羽田空港に隣接する国内最大級の24時間稼動の物流施設「羽田クロノゲート」に移管した。

佐賀ベース・北九州ベースの荷物を福岡ベースへ集約し、鉄道利用が拡大したことで、輸送における環境負荷の低減、輸送手段の効率化及びコスト削減、人手不足の解消といった、物流業界を取り巻く課題の解決が期待される先進的な取り組みを実現した。

優良事業者賞の実行部門には、日本通運の「幹線区間の輸送において、鉄道・海運の利用比率が40%超えを実現」と日本石油輸送の「幹線区間の輸送において、鉄道・海運の利用比率が40%超えを実現」が選ばれた。

改善部門では、山九の「幹線区間の輸送において、鉄道・海運の利用比率が40%を超えるとともに、前年度を上回る実績を達成」、継続部門では日陸の「幹線区間の輸送において、鉄道・海運の利用比率が3年連続で40%超えを実現」、新規開拓部門で札幌通運の「新規モーダルシフト案件の実現とその継続」が選ばれた。

有効活用部門では、センコーが「モーダルシフト実施による輸送の大幅な効率化の実現」、日本通運の「モーダルシフト実施による輸送の大幅な効率化の実現」がそれぞれ選ばれた。

この記事をシェアする

最新ニュース

物流用語集