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三菱電機/「ぼうっとした状態での運転」検知アルゴリズム開発

2015年10月28日/IT・機器

三菱電機は10月28日、機械学習の仕組みを用いて車両情報とドライバーの生体情報などから直線走行時の漫然運転(考え事をしながらの運転、ぼうっとした状態での運転)を検知する「漫然運転検知アルゴリズム」を開発したと発表した。

<漫然運転検知アルゴリズムの仕組み>
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不注意運転とされている居眠り運転・脇見運転だけでなく、これまで難しかった漫然運転を検知することで自動車事故防止に貢献するとしている。

仕組みは、車両情報(ハンドル舵角など)、生体情報(心拍数など)、顔情報(顔向きなど)を時系列データとして入力し、機械学習アルゴリズムを用いてドライバーの現在あるべき「適切な運転状態」をリアルタイムで予測する。

ドライバーの現在の運転状態と予測した「適切な運転状態」が大きく異なる場合に漫然運転として検知してドライバーへ警告を行い、安全運転を促すことで事故防止に貢献する。

「適切な運転状態」を予測する機械学習アルゴリズムに時系列データをうまく学習できる「深層学習」を採用することで、運転状態の予測誤差を従来比3分の1に低減した。

2019年以降に、居眠り運転・脇見運転に加えて漫然運転も検知できるドライバーセンシングユニット(DSU)を製品化する予定。

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