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太陽化学ほか/食品添加物の工場を三重県四日市市に着工

2015年11月17日/生産

太陽化学(TKC)とマイクロ波化学(MWCC)は11月16日、食品添加物の製造を目的とする合弁会社、ティエムティを設立したと発表した。

三重県四日市市にショ糖エステルを主とする界面活性剤の製造を行う工場を12月に着工。2016年中には商業運転を開始し、生産能力は年産約1000 トンを予定している。

TKCは、成長が著しい東南アジアの化成品・食品添加物市場にスピーディに参入するために、自社において食品加工の分野で導入実績があるマイクロ波に着目。今回新たに導入されるマイクロ波エマルジョン法はMWCCが開発した技術。

これまで技術的な参入障壁の高さから困難だったショ糖エステル市場への新規参入と、従来品よりも高品質高純度な製品の製造、さらに、反応部の消費エネルギーは 1/2 に抑えることを可能とした。TKCは、ショ糖エステルの生産体制を強化することで、飲料関連製品の拡充を図る。

■新会社概要
商号:ティエムティ
本社所在地:三重県四日市市
資本金:2億円
出資割合:太陽化学50%、マイクロ波化学50%
事業内容:マイクロ波エマルジョン法を活用した食品添加物の製造

■新工場概要
所在地:四日市市山田町字向山800(太陽化学、南部工場敷地内)
建屋概要:延床面積394m2 鉄骨造2階建て
着工予定:12月初旬
主な用途:食品添加物の製造
製造能力:年産約1000トン

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