国土交通省は11月25日、旭化成建材から国土交通省に対し、調査結果等の報告があり、3040件と追加12件の調査が終了し、そのうち360件について流用等が判明したと発表した。
工場・倉庫では、3件の報告があり、北海道白老郡白老町北吉原の「ecoリサイクルセンターしらおい」、北海道札幌市東区東雁来の「豊平川水防資材倉庫」、埼玉県加須市町屋新田の「加須市立加須学校給食センター」でデータの流用が判明した。
国土交通省は、旭化成建材に対して直ちに、施工データの流用等が明らかになった建築物について、安全性の確認と発注者に対する連絡を指示した。
あわせて、関係地方公共団体に対して、対象建築物の安全性を確認するよう要請した。
そのほか、流用等が判明したのは、集合住宅で26件、商業施設で2件、医療・福祉施設で8件、学校で28件、公共施設で20件、土木で5件、その他で5件となっている。
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