NECソリューションイノベータは、物流・卸売業向けホワイトペーパー「2025年版物流システムリサーチ結果【抜粋版】」を公開している。
物流や配送、物流システムに関する企業の取り組み状況を把握するために、現在、物流に携わっている各企業の担当者に対して、下記の項目などについて調査を行ったもの。
【調査項目例】
配車・配送計画業務や、物流システム(TMS/WMS)の機能の重視点や選定時の重視ポイントや投資金額
ドライバーの労務管理、勤務管理システム、共同配送をシステムで管理する際の重視ポイントや投資金額
AIや物流データの活用など
AI活用の例では、以下のような結果を発表している。
AI技術の導入状況は「予測分析による需要予測」が、「全面的に導入済」+「部分的に導入済」で約50%と最も高く、次に「配送ルートの最適化」が約48%と続く。
業種別では、製造業においては「予測分析による需要予測」が最も導入が進んで50%強。卸売業と小売・サービス業では「配送ルートの最適化」が50%を大きく超え、最も導入が高くなっている。運輸・倉庫業は全体的に導入が低い傾向にある。
従業員数別では100人以上で「予測分析による需要予測」の導入が50%以上となったほか、「配送ルートの最適化」は従業員数1000人以上で60%前後と高くなっている。