郵船ロジスティクスとサトーは1月6日、国際物流での発注情報、生産・出荷情報、輸送情報を統合管理するITソリューションを構築し、サービス提供を開始したと発表した。
郵船ロジスティクスの物流情報可視化システム「NEXT」と、サトーの出荷検品システム「大車輪SaaS」を組み合わせ、顧客の発注情報や海外工場・倉庫での生産・梱包・出荷情報、国際輸送情報をシステムで連携し、バーコードやハンディスキャナーを利用し、手作業による書類作成やデータ入力作業を削減した。
出荷棚の情報精度が向上するため訂正業務を未然に防止し、システムで連携されたデータを有効活用することにより、荷受け側の作業効率が飛躍的に高まる。
クラウド型ソリューションであるため、海外での生産・梱包状況や輸送の進捗状況がインターネットで照会が可能で、工場や輸送業者への問い合わせが必要なくなるとともに、初期投資が抑えられ月額料金で利用可能なため、最小の投資で、最大の効果を享受することが可能。
大手スポーツ用品メーカーは、このソリューションを導入し、輸入管理に伴うコストを半減する効果があった。
発注管理システムや倉庫管理システムを連携させることで、サプライチェーン全体の効率的な情報管理が可能になったという。
郵船ロジスティクスとサトーは構築したソリューションの汎用性を活かし、サプライチェーンの最適化ツールとして、グローバルに事業を展開するあらゆる業種の顧客にソリューションの提供を拡大していくとしている。
