リンガーハットは1月13日、タイのリンガーハットグループの店舗に鮮度の高い日本産キャベツを「CAコンテナ」による輸送を開始したと発表した。
日本の国産野菜の甘味やエキスがスープと絡まることで生まれる長崎ちゃんぽん麺・皿うどんの本来の美味しさをタイでも提供できるようになった。
新たな輸送方法の導入により、昨年12月28日から、タイの全4店舗(リンガーハット3店舗、とんかつ浜勝1店舗)で使用するキャベツを全て日本の国産に変更した。
CAコンテナは、窒素ガス発生装置などを装備した特殊冷凍コンテナで、通常の冷却貯蔵による野菜の呼吸の抑制に加えて、コンテナ内に窒素を送り込み低酸素状態にすることで青果物の呼吸を抑え、輸送中の鮮度低下を防ぐ仕組みとなっている。
日本産キャベツをタイで使用する上での最大の課題は、輸送による鮮度の低下だった。この課題を克服するため、タイでのキャベツの日本国産化に、鮮度低下を防ぐCAコンテナによる輸送方法を導入した。
今後、キャベツ以外の野菜も、段階的に日本産に変更していく。