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ヤマトHD/4~12月の売上高1.4%増、営業利益3.8%減の621億円

2016年01月28日/決算

ヤマトホールディングスが1月28日に発表した2016年3月期第3四半期の業績は、売上高1兆842億8600万円(前年同期比1.4%増)、営業利益621億800万円(3.8%減)、経常利益631億2300万円(4.9%減)、当期利益381億3100万円(2.5%減)となった。

デリバリー事業では、宅急便が13億2700万個(前年同期比5.4%増)、クロネコDM便が11億5100万冊(19.7%減)だった。

売上高は大手通販事業者を中心に宅急便の取扱数量が増加し8573億500万円となり、前年同期に比べ0.3%増加した。利益面では、新サービスの取扱いが伸長したものの、クロネコメール便廃止による影響を補うには至らず397億5700万円となり、前年同期に比べ9.1%減少した。

BIZ-ロジ事業の売上高は、通販関連や医療機器関連などのサービスが好調であったことなどにより810億1700万円となり、前年同期に比べ9.4%増加した。営業利益は40億8500万円となり、前年同期に比べ14.8%増加した。

ホームコンビニエンス事業の売上高はオフィス関連サービスや、物品の調達サービスの利用が好調に推移したことなどにより347億3200万円となり、前年同期に比べ1.7%増加した。利益面では、平日稼働率の向上などに取り組んだ結果、前年同期に比べ6億6100万円改善して6300万円の営業損失となった。

e-ビジネス事業の売上高は、通信機器事業者への設定支援サービスの伸長などにより321億200万円となり、前年同期に比べ6.5%増加した。営業利益は、引き続きシステム開発のコストコントロールを進めたことなどにより68億2500万円となり、前年同期に比べ16.0%増加した。

フィナンシャル事業の売上高は通販事業者向けの決済サービスが拡大したことや、リース事業におけるトラックリースの契約増加などにより540億5900万円となり、前年同期に比べ8.5%増加した。利益面では、主力の「宅急便コレクト」の取扱いが伸び悩んだことなどにより66億7700万円となり、前年同期に比べ3.4%減少した。

オートワークス事業の売上高は燃料販売単価の下落などにより187億6000万円となり、前年同期に比べ11.2%減少した。営業利益は28億5100万円となり、前年同期に比べ7.1%減少した。

通期は、売上高1兆4150億円(1.3%増)、営業利益690億円(0.1%増)、経常利益700億円(1.3%減)、当期利益410億円(9.2%増)を見込んでいる。

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