CBREは2月15日、アジア太平洋地域不動産マーケットアウトルックを発表した。
アジア太平洋地域の物流市場では、2016年もテナント需要は堅調に推移すると予測する。
製造業/輸出部門が弱含む一方で、eコマースの急速な拡大が引き続き物流施設の需要を牽引している。
オーストラリア、香港、日本、シンガポール、韓国および台湾を中心に、域内全てのマーケットにおいてこのような構造変化が物流セクターの追い風になるとみられる。
その他の今年の注目テーマとしては、効率化のための集約・統合や、従来型の物流施設から先進的な物流施設(冷凍保存庫や総合配送センターなど)への建替などが挙げられる。
2016年はアジア太平洋地域全体で4560万平方フィート(423万m2)の新規供給が予定されており、その半分以上がソウル、シンガポール、そして東京(首都圏)で供給される見通しという。