日立システムズは2月16日、カシオ計算機と協業し、中堅・中小規模製造業向けに、自社工場や協力会社の工場、倉庫などに点在する製品の在庫状況・入出庫状況のリアルタイムな見える化を実現するサービスの販売を開始した。
カシオのハンディターミナル、サイボウズのクラウドサービス「kintone」を活用し、日立システムズが提供する日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」のオプションサービスとして提供する。
自社工場だけでなく、ネットワークがつながっていない委託先工場や倉庫からも、カシオのハンディターミナルを使って製品のバーコードなどを読み取るだけで、インターネットとクラウドサービス「kintone」を通じて「FutureStage」の在庫データにリアルタイムで入出庫情報や製造実績を反映できるようになる。
電話やFAXなどでの煩雑なやり取りが不要になるほか、正確かつ迅速な在庫状況の見える化を実現できる。
発注側が「FutureStage」を既に利用している場合、サービス導入に必要な費用は、「FutureStage」のオプションサービス費用と、クラウドサービス「kintone」の月額利用料、カシオのハンディターミナルの購入費用、インターネット環境の費用だけで済むため、発注側、委託先の双方とも大きな投資をせずに導入可能という。
日立システムズは、今回の協業を通じてFutureStageの拡販に務め、2018年度に40億円の販売を目指す。
■FutureStage
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