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日本郵船/ブラジル沖で2隻目のFPSOが原油生産を開始

2016年03月01日/生産

日本郵船は3月1日、合弁会社を通じてブラジル沖BM-S-11コンソーシアム向けに投入した2隻目のFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)(船名 「FPSO Cidade de Marica」)が、2月にプレソルト層油田で原油生産を開始したと発表した。

日本郵船と三菱商事による合弁会社(日本郵船48.72%、三菱商事51.28%)と、SBM Offshore社(オランダ)、Queiroz Galvao Oleo e Gas社(ブラジル)の3社が共同で合弁会社を設立し、FSPOを保有し、開発オペレーターであるブラジル国営石油会社ペトロブラス社向けに 20年間の長期用船と操業を請け負うオペレーション・サービスを提供していく。

FPSOとはFloating Production, Storage & Offloading Systemの略で、浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備のこと。

海底油田から産出されたばかりの原油から固形物、水、気体を除去して商品品質の原油として貯蔵し、出荷単位量になったところで輸送シャトルタンカーへの払出しを行う。

■FPSO概要
原油生産能力:15万バレル/日
ガス生産能力:600万立方メートル/日
原油貯蔵能力:160万バレル
水注入処理能力:20万バレル/日
係留方式:スプレッド・ムアリング方式

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