中日本高速道路（NEXCO中日本）名古屋支社と日本高速道路保有・債務返済機構は3月23日、重量超過車両の運送会社を、連名で愛知県警察高速道路交通警察隊に告発を行ったと発表した。
＜違反した当時の車両＞
今年1月25日、東名高速道路音羽蒲郡ICにおいて、道路法第47条第2項に違反して、大型トレーラーを通行させた運転手を同法第104条第1号、その雇用主である森実エクスプレスを同法第107条に該当するものとして、愛知県警察高速道路交通警察隊に告発した。
違反は、車両制限令で定められた一般的制限値を大きく超過する車両総重量52.65トンで大型トレーラーを通行させていたことから、極めて悪質な違反としている。
また、告発した運送会社は、これまでも道路法違反が多数確認されている。
昨年1月に国土交通省から、車両総重量が基準の2倍以上の重量超過の悪質違反者に対しては、その違反の事実をもって告発をおこなう実施方針が打ち出されたことに伴い、高速道路機構と中日本高速道路を含む高速道路6会社は、高速道路での悪質違反者への厳罰化を図っている。
高速道路機構と中日本高速道路は、今後とも関係機関と連携を図り、道路法違反車両に対しては厳正に行政措置をおこなうとしている。
■違反概要
車両の実測値：車両総重量52.65t
車両制限令の一般的制限値：車両総重量25.0t
超過値：車両総重量27.65t
