フレームワークス/物流オープンデータ活用コンテスト開催、賞金500万円

大和ハウスグループのフレームワークスは3月25日、東京大学本郷キャンパスのダイワユビキタス学術研究館で「物流オープンデータ活用コンテスト」を開催すると発表した。

<坂村健東大教授(左)とフレームワークス秋葉淳一社長>
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フレームワークスの物流関連システムのデータを公開し、新規アプリや新規サービスなどの提案を、一般の開発者から広く募集する企画。フレームワークス主催で、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所や東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センターが共催する。

東京大学の坂村健教授は「これは民間企業発のオープンデータ・コンテスト。おそらく倉庫・物流関係では世界初ではないか。新しいイノベーション(技術革新)を生むために必要なことは、囲い込みではなくオープン化。より多くの人にデータを公開し、物流の専門家が思いつかないアイデアや企画が集まればそれは新しいイノベーションにつながる。この流れはすでに欧米で始まっており、日本でも東京メトロなどで行っている。物流分野で新しいイノベーションが誕生することを期待している」と話した。

秋葉淳一社長は「大和ハウスグループに入って3年3か月。グループの物流システムを担うフレームワークスにとって今後物流に新しいイノベーションをもたらすことができるかが重要なこと。ただ、物流の世界だけで物事を見ていても、新しい発想はでてこない。そこで、物流データをオープン化することで、一般の人にも物流を考えてもらい、斬新なアイデアを求めることにした」と話した。

公開するオープンデータは、倉庫に関するデータは、フレームワークスの倉庫管理システム「iWMS」のデータを中心に、トラスコ中山の実在倉庫内での仕分け作業のデータを公開する。

産業技術総合研究所のPDR(自律航法型屋内即位)技術による作業員の位置情報、ウェアラブルデバイスから取得したバイタルデータ、環境のセンサーデータなども公開する。

物流に関するデータは、大和物流の実在物流トラックのデジタルタコメーターから取得した走行記録を公開。トラックの実際の走行位置の情報を含め、コンテスト期間中毎日更新する。

また、フレームワークスのリアルタイム貨物動態管理システム「iLTS」から抽出した、物流での到着予定時刻と実際の到着時刻のデータを公開する。

エリアに関するデータでは、大和ハウス工業の物流拠点到達エリアシミュレーションソフト「DFⅡglas」の環境を公開。また、マイクロベースの、男女年齢人口、配偶関係・男女別15歳以上人口、世帯の種類・世帯人員別一般世帯数などをはじめとした、18のメッシュ統計を公開する。

データ利用方法は、応募開始後に「フレームワークス物流オープンデータ開発者サイト」に掲載する。

応募については、4月18日から7月18日、その後選考を経て、9月に表彰式を行う予定。応募者は応募規約に同意した人なら誰でもできる。個人、法人を問わず、国籍、年齢、居住地等の制限もない。複数の応募も可。

応募条件は、フレームワークスのオープンデータを活用すること。また、アプリケーション、レポート等の成果物は、コンテスト期間中は無償で公開すること、iOSアプリに関しては、締切までに申請を行い、リリースされたものは対象とする。締め切り後に修正をしたアプリケーションは無効とする。

応募規約は3月28日にサイトで公開する。

■物流オープンデータ活用コンテスト概要
主催:フレームワークス
共催:YRPユビキタス・ネットワーキング研究所
協力:東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センター
後援:大和ハウス工業、大和物流、トラスコ中山、産業技術総合研究所(予定)、マイクロベース
募集部門:ビジネス部門、研究部門、一般・教育・ゲーム部門
審査
審査委員長:坂村健(東京大学教授)
秋葉淳一(フレームワークス社長)
小笠原 治(さくらインターネット フェロー)
浦川竜哉(大和ハウス工業常務執行役員)
賞金総額:500万円
最優秀賞:200万円
優秀賞:50万円×4
審査員特別賞:10万円×10本程度

■コンテスト専用サイト
http://contest.frameworxopendata.jp

問い合わせ
フレームワークス
物流オープンデータ活用コンテスト事務局
(YRPユビキタス・ネットワーキング研究所内)
support@frameworxopendata.jp

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