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米国/3月度のアジア主要10か国発のTEU実績26.2%減

2016年04月15日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は4月11日付で、米国海上コンテナ輸入の3月実績をまとめた。

アジア主要10か国・地域発のTEU(B/L・LoadingPort/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前年同月比26.2%減の93.2万TEUとなった。

前年3月が米国西岸混雑の影響で前年比32.8%の大幅増だったため減少幅が目立つが1~3月(Q1)累計では前年比4.8%増加の338万TEUだった。
 
一方、米国向けコンテナ世界合計3月分はアジア発の減少に対して欧州と南米発の増加で17.9%減の149.6万TEUとなり、1~3月(Q1)累計では前年比5.1%増の490万TEUだった。

アジア発で前月から大きく減少したのは1位の中国発でマイナス35.3%、3位の台湾発はマイナス6.6%、4位のシンガポールはマイナス12.6%、6位の香港はマイナス36.4%、 8位のベトナムはマイナス40.1%だった。

2位の韓国、5位の日本、7位のインドはそれぞれ3.9%、21%、24.6%のプラスだった。

1~3月累計の前年比では、中国がプラス4.6%に対して、韓国、台湾がそれぞれ11.1%、10.9%のプラス、日本発直航分も2.2%のプラスだった。シンガポール、香港、マレーシアはそれぞれ5.8%、11.6%、22.6%のマイナスだったが、インド、ベトナム、タイはそれぞれ8.4%、46.2%、26.8%のプラスだった。

主要品目別では、1位の家具類がマイナス35.7%、2位以下も機械類、電子電機、自動車関連、プラステックなど、6位のゴム製品(プラス10.9%)以外は全てマイナスだった。

1~3月累計の前年比では、家具類の5.8%のプラスを頭に平均4.8%のプラスで推移している。

また、米国主要港のTEUシエアの変化を1~3月累計でみると、アジア10か国・地域発、日本発直航分それぞれの場合の前年比から西岸揚げが増加し、東岸・ガルフ揚げは減少を示しており、西岸の回復が確認された。

ZepolJapan
南石正和

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