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日本パレットプール/3月期は営業利益60.2%減

2016年05月09日/決算

日本パレットプールが5月9日に発表した2016年3月期の業績は、売上高65億5000万円(前年同期比2.2%増)、営業利益1億3700万円(60.2%減)、経常利益3億4200万円(3.1%減)、当期利益2億円(4.4%減)となった。

主要顧客である石油化学樹脂関連企業向けレンタルは、下半期以降、顧客側の生産調整や在庫調整等の影響を受けて数量が伸び悩んだため、前期の取引額をやや下回った。

しかし、その他一般顧客向けレンタルが好調に推移したため、レンタル売上高は全体で増加した。

費用面は、前年度来のパレット・機器の購入数量の増加や購入単価の上昇による減価償却費の負担増に加え、レンタル日数が短縮する傾向にあり、レンタル終了パレットの数量が増加したことから、回収に係る運送費や在庫保管等の運用コストの増が避けられず、営業費用は64億1300万円(5.8%増)となり、減益となった。

次期は、売上高66億円(0.8%増)、営業利益2億5700万円(87.0%増)、経常利益3億円(12.5%減)、当期利益1億6700万円(16.8%減)の見通し。

石油化学樹脂関連のレンタル需要が当面弱含みで推移する見込みだが、前期において好調に推移した一般顧客向けレンタルは、増収基調を維持すると予想している。

費用面は、前期後半からのパレット・機器への投資抑制による減価償却費の減を見込むとともに、拠点配置の見直しによる輸送の合理化やデポにおけるパレット修理機能増強等の諸施策に取り組むことでパレット運用を効率化し、収益性の向上を図る。

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