経済産業省が5月31日に発表した4月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1654万kl、前年同月比3.4%増となり、5か月ぶりに前年を上回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(679万kl、前年同月比38.4%増)、アラブ首長国連邦(320万kl、19.5%減)、カタール(170万kl、17.3%増)、クウェート(137万kl、3.0%増)、ロシア(117万kl、41.6%減)、となっている。
中東依存度は87.6%、前年同月に比べ10.0ポイント増と6か月連続して前年を上回った。
燃料油の在庫は920万kl、前年同月比3.3%減と9か月連続して前年を下回った。
油種別にみると、ガソリン及びジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ナフサ、灯油、軽油、A重油及びB・C油は前年同月を下回った。