資源エネルギー庁が11月28日に発表した10月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1173万kl(前年同月比11.0%増)と5か月ぶりに前年を上回った。
輸入先国は、量が多い順にアラブ首長国連邦(545万kl、8.0%増)、サウジアラビア(404万kl、8.5%減)、クウェート(78万kl、140.6%増)、カタール(63万kl、47.9%増)、アメリカ合衆国(52万kl、2538.8%増)となっている。
中東依存度は93.7%で、前年同月に比べ4.1ポイント減と3か月ぶりに前年を下回った。
燃料油の生産は1155万kl(2.5%増)と5か月連続で前年を上回った。油種別にみると、ガソリン、ジェット燃料油、軽油は前年同月を上回ったが、ナフサ、灯油、A重油およびB・C重油は前年同月を下回った。
燃料油の在庫は1000万kl(2.2%減)と8か月ぶりに前年を下回った。油種別にみると、ガソリン、ナフサ、軽油およびA重油は前年同月を上回ったが、ジェット燃料油、灯油およびB・C重油は前年同月を下回った。
石油統計速報/9月の原油輸入量2.9%減、中東依存度は94.7%
