グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は6月21日、中国で業界大手5社と合計9万8000m2の新規賃貸借契約を締結したと発表した。
主にEコマースやチェーンストアなど、小売業界の需要拡大に対応するため、GLPの物流施設を活用する予定。
新規賃貸顧客には、データと技術を駆使し、Eコマースに特化した物流プラットフォームを提供するアリババ・グループ関連会社のCainiao社や、業界大手の3PL企業で、賃貸借面積ベースでGLP中国の最大顧客であるベスト・ロジスティクス社が含まれる。
同社は中国全土に渡り、1000万以上の中小規模の飲食店へ生鮮食品を提供し、急成長を遂げている。
なお、今回の新規賃貸先5社のうち3社はGLPにとって新規顧客となる。
GLP中国の共同社長であるビクター・モックは、「中国の小売業界は変革を遂げている。Eコマースとチェーンストアの成長により、GLPの先進的物流施設の需要が高まっている。食品業界と医薬品業界から引き続き堅調な需要があると見ており、GLPはこれからも顧客企業の中国でのビジネスの成長をサポートしていく」と話している。