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国交省/冷蔵冷凍車の冷凍機、電気配線で注意喚起

2016年09月29日/SCM・経営

国土交通省は9月29日、冷蔵冷凍車の冷凍機からの出火防止に万全を期すため関係者あてに通知した。

昨年7月31日、北海道苫小牧市苫小牧港沖45海里付近で発生した旅客フェリーさんふらわあ だいせつ火災事故について、「旅客フェリーさんふらわあ だいせつ火災事故に係る船舶事故調査について(経過報告)」が公表されたことを踏まえ、関係者に対し注意喚起した。

通知文では、保有する冷蔵冷凍車の冷凍機について、適切な結線方法により配線されていることを点検すること。点検の結果、適切な結線方法により配線されていないことが確認された場合は、専門業者に依頼する等して適切に配線する。

冷凍機メーカーが推奨する点検(日常、定期、一定距離毎など)を、必要に応じ専門業者に依頼する等して適切に実施する。

冷凍機に関する電気配線の補修等を行う際には、専門業者に依頼する等して、適切な施工を確保することの3点を挙げている。

火災事故の経過報告では、冷凍機の内部でモータの配線(3線)に、1つの配線の一部に短絡している痕跡が、また、その付近には切断した後に撚って結線された箇所と1つの配線に断線している箇所が認められている。

火災事故は、出火元の特定と出火原因の究明には未だ至っておらず同委員会による調査が続けられている。

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