日本郵船は10月4日、石炭専用船「能代丸」が9月30日、長崎県西海市の大島造船所で竣工したと発表した。
1993年に東北電力で初めての石炭専用船として竣工して以来23年間、2世代にわたり東北電力の石炭輸送の中核を担ってきた「能代丸」から船名を受け継いだ3代目となる。
船籍をその名の通り秋田県能代港に置き、今後も引き続き東北電力火力発電所向け専用船として、主に豪州、インドネシアから東北地方への石炭輸送に従事する予定だ。
「幅広・浅喫水船」を採用し、一般的なパナマックス船型と比べて輸送量を増加させ、輸送効率を向上させている。
■概要
全長:235m
全幅:43.00m
夏期満載喫水:13.00m
総トン数:5万1100トン
載貨重量トン数:9万150トン
造船所:大島造船所
船籍:日本
日本郵船/大型原油タンカーでバイオ燃料による長期試験航行を開始