国土交通省は11月25日、総合効率化計画3件(いずれもモーダルシフト関係)について認定したと発表した。
3件ともトラック輸送から鉄道、海上輸送に転換(モーダルシフト)する取組みとして、初めて認定となった。
船舶を利用したコールドチェーン機器等を輸送するモーダルシフト(群馬~九州各地)について、三井倉庫ロジスティクス、鈴与カーゴネット、川崎近海汽船が、群馬県から九州各地へのショーケース・自動販売機の輸送について、トラック輸送から新規航路(清水⇔大分)を利用したRORO船による海上輸送に転換する。
トラック輸送区間は20トンセミトレーラに切替え1台あたりの積載量を増やす。
貨物鉄道を利用した複数特積み事業者貨物の混載モーダルシフト等(東京~九州各地)として、トナミ運輸、第一貨物、久留米運送、日本貨物鉄道、ジャパン・トランズ・ラインが、東京都から九州各地への特別積み合わせ貨物の輸送について、現在は複数ルートでトラック輸送しているところ、トナミ運輸(株)/第一貨物(株)/久留米運送(株)の3社が協同し、鉄道貨物輸送に転換する。
また、帰り荷として東北地方への貨物を鉄道で輸送する。
テーマは、空返送コンテナを利用した貨物鉄道へのモーダルシフト(東京~大阪)で、センコーと東京納品代行が、千葉県から大阪府へのアパレル商品の輸送について、現在は大型車輸送をしているところ、空返送している31ftコンテナを利用し、鉄道輸送に転換する。
国交省/中・長距離フェリー、RORO船、内航コンテナ船の積載率動向(2024年4~6月)