DHLジャパンは12月21日、海外通販などを利用する顧客が、グローバル規模で国際エクスプレス荷物の受取方法を選べる「オンデマンドデリバリー」のサービスを開始すると発表した。
日本では、8月より東京都内で試験サービスをスタートし、現在は東京都(6区26市2町)、大阪府(7区1市)と兵庫県一部地域へエリアを拡大した。
2017年前半には名古屋市でのサービス開始するなど、順次、日本全土へサービスを展開していく。
DHLオンデマンドデリバリーは、海外通販サイトなどで購入した荷物を受け取りになる顧客(荷受人・輸入者)宛に、事前に配達予定日を知らせて、都合に合わせて顧客がその荷物の受け取り方法を選べるサービス。
荷物受取の柔軟性と利便性が重視される個人向け国際EC配送の需要に特化したもの。
DHLジャパンの山川丈人社長は、「越境EC市場の拡大を受け、国際物流業界にも大きな変革の波が訪れている。多様化・細分化した個人の嗜好を反映する海外通販貨物にとって、多頻度小ロットでのスピーディーなドア・ツー・ドア輸送を実現する国際エクスプレスサービスは、まさに最適解といえる。このたびオンデマンドデリバリーの開始により、急成長する越境EC市場の顧客へ更なる利便性を提供できることを嬉しく思う」と述べている。