ジョーンズラングラサールは2月2日、日本の商業用不動産投資を分析したレポート「ジャパン・キャピタル・フロー 2016年第4四半期」を発行した。
2016年年間を通して成長著しい物流施設に対する投資額が増加した。2016年の物流施設に対する投資額は8500億円となり、前年同期比で111%の大幅増加となった。
2016年第4四半期では、日本プロロジスリートが3物件のポートフォリオを306億円で取得したことに加え、ラサール不動産投資顧問が3物件を225億円で売却するなどの動きがあった。
日本の全セクターの2016年通年の投資額は、前年比11%減の3兆6700億円(米ドル建てでは前年比1%減の338億ドル)となった。
2016年第4四半期の投資額は、前年同期比25%増の8830億円(米ドル建てでは前年同期比38%増の80億ドルとなった。
限定的な物件の市場供給により、2015年第4四半期以降前年同期比での投資額停滞傾向が続いていたが、今四半期の投資額は4四半期ぶりに前年同期比で2ケタ成長となった。