タカセは2月27日、現状の取扱物量に見合った事業再構築と希望退職者の募集を発表した。
不採算取引の見直しを踏まえ、事業拠点の移動・廃止など再編成により倉庫事業にかかる操業度の改善を図ることを目的として、老朽化が進み、生産性の向上が見込みにくくなってきている東京営業所の倉庫賃貸契約を解消し、7月末日で営業所を廃止する。
運送事業における「共同配送事業(まごころ便の一部)」に関し、ドライバー不足にともなう労務コストや傭車仕入コストが上昇する中、高度な業務品質の維持・向上に迫られるといった厳しい事業環境の中、この事業廃止による収支改善を図る。
事業縮小にともなう余剰人員の削減のため、希望退職者の募集を実施する。
2017年3月期第3四半期で、大幅な業績赤字を余儀なくされ、黒字転換を図るためで、タカセと国内グループ会社の社員(嘱託者も含む)、40名程度を募集する。
対象期間は、2月28日から3月9日で、退職日は3月31日または4月30日。
通常の退職金に加えて、特別加算金を支給するほか、一部の希望者に対しては再就職支援を実施する。
タカセ 決算/4~6月の売上高は0.1%増、営業利益は59.7%減